6845 武蔵野美術大学美術館
今日は、武蔵野美術大学美術館へ。
最寄駅は西武国分寺線鷹の台で、そこからさらにけっこう歩く。
なんとか雨に降られないタイミングで歩けたが、途中水たまりなどもあって、天候が悪いと大変そうだ。
武蔵野美術大学の所有する椅子に”座り放題”の企画展「みんなの椅子 ムサビのデザインⅦ」だ。
美術館の開館以来、椅子の収集をコレクションの柱としてきたそうで、実に400脚を超えるほど所有しているとのこと。
今回の企画展では、そのうち250脚を紹介しているそうだ。
すごいのは、その多くが実際に座れるということ。
座れる椅子の展示でおもしろいところ…それは、楽しみ方が複数あることだ。
まず見て楽しむ。
どういう意図で、どういうところで使われるように設計し、デザインしたのだろう?…と考える。
そして、実際に座る。
想像したよりも、とても座りやすかったり、かなり座りにくかったりするのだ。
このギャップがおもしろい。
どこかで見たことがあるなぁ…という椅子もたくさんあったが、実はこれらの椅子には作品名などは書かれていない。
作品を特定するのはそれぞれの足元にふられた番号だけなのだ。
詳しくは、各自スマホで確認してね…という仕組みで、それはそれで理解できるのだけど、せめて作者とタイトルくらいはあってもいいかなぁ…とは思った。
もはや、座らせるという椅子本来の目的を放棄したとも思える椅子もあって面白かった。
今回美術館にやってきた目的は、これらの椅子だったが、同時開催中の「原弘と造形」もちょっと鑑賞。
こちらはまったく事前知識もなく鑑賞したのだが、展示している作品を見て、途中で思い出した。
日本の海外向けプロパガンダ誌「FRONT」のアートディレクションを行ったのが原弘だったのだ。
以前、このFRONTが気になっていろいろ調べていたことがあったが、まさか、こんなところで出会えるとは…。