6909 流行語大賞が初耳という衝撃
ここ最近の、新語・流行語大賞は、ツッコミを入れるためにあるような存在になっているが、今年は、ついに“初耳”の言葉が年間大賞となった。
去年は大谷翔平の「リアル二刀流/ショータイム」という言葉で、“リアル”ってなんだよ?という部分のツッコミがあったものの、聞いたことはあったから、まだ許容範囲だ。
まぁ聞いたことあるレベルで許容範囲というのも、おかしなものだけど、今年はついに“初耳”の言葉が、新語・流行語大賞なのだ。
村神様?
史上初5打席連続ホームランを達成したプロ野球ヤクルト・村上宗隆選手を称えた言葉…ということだが、このニュース自体は知ってても、そうした呼ばれ方をしてたのは初耳だった。
仮にそういった呼び方をするのは、ヤクルトファンだけだろう。
これを年間大賞にしてしまうのは、なんとセンスの悪いことか。
新語・流行語というのは、往々にして、批判や皮肉だったり、暗に侮蔑が含まれるような“際どい”意味を含んでいることも多い。
それだけに、大々的に取り上げることがはばかられるものだってあるだろう。
そういった意味では、”宣伝媒体”としての大賞を決めて大々的に発表するということ自体、そもそも無理があるように思う。