7232 ”豊洲千客万来施設”
つい先日、晴海フラッグの様子を見てきたばかりだが、そのほんのちょっといった先にある、豊洲市場もずいぶん行ってなかった。
今日は、その晴海フラッグの前を通り過ぎて、豊洲市場に向かう。
これまで何度も来ていたが、晴海フラッグの入口に、東京オリンピックの選手村であったことを示す”記念碑”的なものがあったのは知らなかった。
晴海フラッグには、いつも勝どき側のほうから入るため、豊洲側から見るのは初めてかもしれない。
手前には水産庁の船が並んで停泊して、奥のほうは取り壊しが進んでいるかつての晴美客船ターミナルが見える。
晴海大橋を渡ると、晴海市場はすぐだ。
自分の記事を検索したら、前回訪れたのは2017年7月だったようから、もう6年も前だった。
朝とはいえ8時前後ともなれば、市場はもう落ち着いている時間だろう。
ただかつての築地市場と違って、実際の賑わいは建物のなかに収まっているから、本当のところはよくわからない。
仮囲いの向こうには、もう建物ができあがっているようだった。
かねてから“千客万来施設”と呼ばれていたが、正式に「豊洲千客万来」という名前に決まっていたようだ。
江戸時代の活気あふれる市場を再現したという「食楽棟」と、毎日運搬されてくる箱根・ 湯河原の温泉を楽しめる「温浴棟」に分かれた施設とのこと。
果たして本当に“千客万来”となるか、ちょっと心配。
あまり時間がなくて、豊洲市場のほうはほとんど見学ができなかったので、また機会をあらためるとして…。見学をしに来ている人たちは、やはりというか、外国人が中心といった感じだった。
築地場外市場と比べるのは酷なのかもしれないが、市場やその周辺を含めて、やはりまったくと言っていいほど、賑わいは感じられない。
もっとも、卸売市場というのは、いうまでもなくもともと”プロのための場所”であって、そこを覗かせてもらっているだけと考えれば、これはこれで正しい姿なのかもしれない。
時間がないので、豊洲市場をあとにして、そのままお台場のほうへ向かう。
レインボーブリッジも絵になるが、ヤマト運輸の拠点のこうした何気ない景色もとても絵になる気がして、なんだか得をした気分になる。