5214 時間が止められた街のその後
「一度訪れたところと同じ場所にまた行きたい」…と思うことはよくあるが、その場所が身近であればあるほど、意外と行けないものなのかもしれない。
ずっと気になってたのは、神谷町駅から麻布台付近の再開発予定地。
前回行ったのは、もう4年以上も前の、2013年6月だった。
今年に入って、この付近の再開発の詳細が伝えられるようになった。
一時的ではあるものの、高さ日本一となる330mもあるビルを中心として、計7棟のビルが建設されるらしい。
日の入りがだいぶ早くなってきてしまい、現地についたときには、もうかなり暗くなってしまった。
前回歩いてから4年後、どう変わったのか…と思いながら歩いてみたが、それほどは変わっていなかった。
もっとも、ただ暗くてその変化がわからなかっただけかもしれないけど。
暗くなったおかげで、ところどころに灯りがついていることがわかって、いまもなお、けっこう人が暮らしているようだ。
検索してみたら、先月24日午前8時ごろに火災発生の記事が検索できた。
当然ながら、このマンションも、取り壊しの対象だろうから、復旧されることなく、このまま放置されることになるのだろう。
4年前と同じアングルの写真があったが、これといって特に違いもなく…。
こうした風景が見られるのも、残りあとわずか。
再開発が完了してしまえば、「かつては、こんな風景が広がっていた」とは、想像するのも難しいだろう。
時間が止められた街を後にして、もうしばらく周辺を歩く。
神谷町駅から虎ノ門方面へ歩くと、新駅建設工事の真っ最中だった。ここに駅ができると、また人の流れが大きく変わってくるだろう。
JTBの支店に芸能界でちょっと話題になった人と、さらにちょっと前に裁判で話題になった光景を見かける。
2017年のできごととして、貴重な光景になる…かも。