7032 大手町から八重洲へ
今日はここ最近起きている変化を見に、大手町から八重洲のほうにかけて歩いてみた。
まず向かったのは、これまで何度か見に来た自衛隊の大規模接種会場。
先日終了したということで、今どうなってるのだろうと気になっていた。
会場に向かう地下鉄からの通路にあった案内の貼り紙は、当然なくなっていたが、現地に着いてみると、なぜか、閉鎖したいまもそのまま入口の表示はそのままになっていた。
その一方で、たくさんあったテントやらプレハブの建物はほとんどなくなっていた。
なんとなく施設を閉鎖するときの順番としては逆のような気がするけど。
いったん皇居東御苑前に出て、ふたたび東京駅方向へ歩く。
今年はソメイヨシノの開花が異常に早かった。
その後しばらく天気がぐずついているうちに、満開が過ぎてしまうという状況で、皇居沿いの桜も散り始めていた。
しばらく歩いて、取り壊しが始まっている、東京海上日動ビルの前を通る。
おもしろいなと思ったのは、2つのビルの間に立つクレーン。
取り壊しは、右側の”本館”だけでなく左側の”新館”も取り壊すことになっているため、1本のクレーンが両方の解体のために動くという効率的な方法を取っているようだった。
次に気になったときには、もう取り壊しが進んでいることだろう。
ここから地下に入って東京駅方面へ歩く。
行幸地下通路は、東京都の大規模接種会場として使われていて、長らく通行止めにされていた。
大手町駅から東京駅の相互を行き来するときの代替通路の用意もなかったから、かなり不便だったが、ようやく開放されたようだ。
ふたたび、地上に出て、東京駅丸の内南口近くにある、はとバス乗り場を通る。以前は、大規模接種センターへ向かうバス乗り場となっていたが、現在は通常営業中だった。
ずらりと並ぶ黄色いバスは、これからくるお客さんを待っているようだ。
マスク着用を促す貼り紙は、お客同士のトラブルを避けるためか。
線路をくぐって、八重洲側に出て見えてくるのは、八重洲ブックセンター。
大学生のころには、何度か来た記憶がある。
当時はインターネットなんてものはなく、何か調べるとなれば、図書館か大きな本屋に行くしかなかった。
最近でこそ大規模な書店の閉店が相次いでいるが、以前は、大規模な本屋というのはそれほど多くなかったように記憶している。
そして、あちこち探して、最後にやってくるのが、八重洲ブックセンターだった。
ここで探して見つからなかったら、あきらめもつくという存在だったから、向かうときの不安は、いまも何となく思い出せる。
最終日の今日は、やはり建物の写真を撮る人たちの姿も多く見かけた。
開店前だったが、店内にあるドトールが営業していたため、入口までは入れるようだった。
ドトールにはほとんどお客さんはいなかったが、居心地のよさそうな雰囲気だった。
一度利用してみたかった。