7031 遺伝子組換えでない

たべもの

この記事を読んで思ったのは「遺伝子組換えでない」という表示を気にする人ってどれくらいいるんだろう?ということだった。

「遺伝子組換えでない」の表示が消える!4月からの「遺伝子組み換え食品」見抜き方
納得ができるものしか自分の口に入れたくない。それはあたり前の願いであり、権利だ。だが、大豆ととうもろこしに関して「遺伝子組換えでない」の表示がほとんどなくなるというーー。

この記事では、この「遺伝子組換えでない」という表現ができる基準が変わることについて書かれてるのだが、この辺りの内容が気になった。

基準の数値が厳しくなるのならいいのではないか、と思いきや「そうではない」と原さんは指摘する。

「日本は、遺伝子組み換え表示の対象となっている大豆やとうもろこしの約9割をアメリカやカナダなど海外から輸入しており、そのほとんどが遺伝子組み換えです。これまで『遺伝子組換えでない』と表示していた多くは輸入原料で、分別管理していても、輸送時に使用する大型サイロやパイプは洗浄しているわけではないため少なからず混じってしまう。つまり、意図せざる混入を検出限界値未満にするのは極めて難しいのです」

つまり、検出限界値未満しか「遺伝子組換えでない」と表示できなくなるということは、この表示が事実上、禁じられたに等しい。消費者庁は、そういう事情を委員に十分説明することなく新たな基準を決定してしまったという。

実はこれまで、遺伝子組み換え由来の原料が5%未満なら混入していても「組み換えではない」ができていたようだ。

それが”基準を厳格化”することでできなくなるのであれば、それはそれで正しいと思うのだけど、なぜか、この記事では「そうではない」と言い切っていて、ちょっと違和感を覚える。

本当に気になる人にとってはむしろ歓迎すべき変更だろう。

でも、アメリカやカナダなど海外から輸入している大豆やとうもろこしのほとんどが遺伝子組み換えされていると考えたら、避けることは事実上不可能だと思う。

かなりの費用をかけて調達するか、自給自足に近い生活をするかのいずれかしか選択肢はないのだ。

横浜で買ったお菓子でも…
横浜で買ったお菓子でも…
いただいたポップコーンにも…
いただいたポップコーンにも…

ずいぶん前にも取り上げたことがあったが、記載するからこそ気になるわけで、何も書かれていなければ、自分の場合は、ほとんど気にならない。

手間暇かけて遺伝子組み換えでない食品を手に入れることで得られるメリットってなんだろう…とは思ってしまう。

Posted by ろん