7329 藝大の卒業・修了作品展の続き
通院のあと、上野まで歩いて東京都美術館へ向かった。
もし、レーザー術をやっていたら、とても見に来る気力も起きなかったと思うが、病院からは歩いていけない距離でもなかったので、ちょっと足を延ばしてみた。
日曜日に鑑賞した、藝大の卒業・修了作品展の続きを観るためだ。
膨大な数の作品があって、ざっと観るというのも難しいくらい。
平日にもかかわらず、ものすごい人の数。
作品のなかに、”ハムスター”の文字を見るとつい気になってしまう。
この作品は、作者の飼っているハムスターの回し車で走る距離を計測し、その同じ距離を実際に歩くというパフォーマンス。
歩いている様子がリアルタイムで映し出されていて、実際に作者と会話もできる。
自分もちょっと話をしてみたが、作品展の期間中毎日に歩いているそうだ。
表情には、少し疲れを感じた。表現方法というのは、本当にいろいろある。
わずか3分で似顔絵を描いてもらうというパフォーマンスを見かけて、行列に並んでみた。
もちろん似顔絵なんて書いてもらうのは初めてだから、ただ座っているだけなのに、少し緊張してしまった。
好きな色を教えてほしいと言われ、パッと思いつかなかったが、茶色と答えた。
タイマーのボタンを押して3分間のカウントダウンが始まる。
主に茶色の色鉛筆を使って、本当にスラスラと描いていていく。
描く順番ってどうなんだろうと思ったら、前髪が一番最初で、鼻、口、そして目に戻って、髪全体、そして顔の輪郭と続いた。
あっという間に3分終了のアラームが鳴る。
完成した絵は、スマートフォンなどで撮ることができる。
それなりに、リアルなので、ここでの掲載は控えるが、あっという間に描かれた自分の姿は、特徴をとらえていて、よく描かれていた。
いい経験ができた。