7326 東京藝術大学 卒業・修了作品展

博物館・展覧会,芸術・デザイン

「2023年度 東京藝術大学 卒業・修了作品展」を鑑賞。

学生生活の集大成が一堂に集まった展覧会だ。

上野の東京藝術大学へ
上野の東京藝術大学へ
会場は広い
会場は広い

 

静かに鑑賞できるものかな…と思ったら大間違いで、会場はものすごい人でいっぱいだった。

またふだんあまり公開されていないような場所に行けるのも楽しい。

ふだん開放されていない場所も…
ふだん開放されていない場所も…
初めて入った正木記念館
初めて入った正木記念館
これまで”風景の一部”だった古い建物が、正木記念館という建物だということを知った。

美術館の一部のようだが、これまで入る機会がなかったのだ。

今回は展示があったので、入ってみる。

和室なので靴を脱いで…
和室なので靴を脱いで…
視線の先にあるのは…
視線の先にあるのは…
森聖華《七河豚神》
森聖華《七河豚神》

階段を上がると広い和室になっているので、入口で靴を脱ぐ。

大勢の観覧者の視線の先にあったのは、七福神ならぬ七河豚神だった。

非常によくできていて、ちょっと暗い和室の中にたたずむ七河豚神は、なんだかとてもありがたい存在に見えてきた。

それにしても、自由な発想から制作された作品は、バラエティーに富んでいておもしろい。

どんな作品に出会えるか、ある意味“出たとこ勝負”だ。

ふと、今回に限らず、初めて見る作品に接したとき、どんなふうに感じているのだろう…と考えてみた。

いくつか段階がある。

  1. すぐにわかる
  2. まったくわからない
  3. わかりそうでわからない
  4. なんだかわからないけどわかる
いろいろな作品と出会える
いろいろな作品と出会える

ここでいう“わかる”というのは、自分なりの解釈による理解と読み換えてもいい。

2ばかりだと不安になったり、つまらなかったりするが、逆に①ばかりでもつまらない。

3はストレスになりそう。

一番おもしろいのは、4だと思う。

今日のように、さまざまな作品に接すると、4のような、自分自身で知らなかった感じ方に気づかせてくれるような気がする。

そんな発見ができるのは、とても楽しい。

よく見ると怖い
よく見ると怖い

ただ、会場の入口にあった、来場時のマナーについて…ということで、こんな注意書きが気になった。

つきまとい・待ち伏せ行為
身体接触や暴力行為
名誉を傷つける行為
執拗に連絡先をたずねる行為
作品や展示に関係ない話をし続ける行為
作品やパフォーマンスを高圧的に批判する行為
食事/ドライブ等、プライベートな誘いをする行為
長時間特定の学生・教職員を独占する行為
~SNS上でもこれらの行為はおやめください~

実際、こうしたことがあるのだろう。

昔からあるのか、SNSの普及で増えてきてるのか…。

Posted by ろん