7241 横須賀美術館
今日は文化の日ということで、入館料が無料になった施設がいくつかあるが、そのなかで「横須賀美術館」に行くことにした。
最寄駅は京急本線馬堀海岸駅で、そこからバスで向かう。
電車とバスの乗り継ぎはよいのだけど、どうしても時間はかかる。
そして、やってきたバスはなんとか座れはしたものの、かなり混雑していていた。
やはり自分たちと同じように美術館の観覧無料がきっかけみたいだ。
バスの車窓から海が見えてしばらくしたところで、昨日のニュースで知った「走水小学校」のバス停があった。
「日本で一番海に近い学校」とも言われているが、統廃合により早ければ2025年度にも廃校になるという。
11月にもなったのに気温は高めで、空気がとても気持ちが良かった。
観覧無料ということで、やはりお客さんは多い。
館内併設のレストランで遅めの昼食をとったが、こちらもかなりの混雑。
結局注文した飲み物がいつまで経っても来なかったので、キャンセルせざるを得なくなってしまった。
企画展「ロイヤル コペンハーゲンと北欧デザインの煌めき アール・ヌーヴォーからモダンへ」を鑑賞。ロイヤル コペンハーゲンを中心に、さまざまな作品が紹介されていた。
残念ながら、全作品の撮影できなかった。これは、今日が無料開放日だったためのようで、この混雑を考えたらやむを得ないだろう。
カタツムリ、蛾、トンボなどは、もはや定番とも言えるモチーフだが、その使われ方が、強引というか無理やり使ってるように見える感じがして、文化の違いを感じておもしろい。
また、まるで日本で作られたのではないかと思えるような、”和”を感じるような作品もあって、きっと双方で影響しあっているのだろうな…と思った。
所蔵品展「特集:勝又豊子 不在の向こうー白い余白」と「谷内六郎館」も鑑賞したが、全体的に時間があまりなくなって、ゆっくり見ることができなかったのは残念だ。
美術館の展示も慌ただしく見てしまうことになったが、この美術館の建物も興味深く、こちらも慌ただしく見ることになってしまった。
美術館の建物や見える景色も特徴的で、とても楽しい。
エレベータは、ちょっと珍しい油圧式だから、挙動が普通のエレベータと違う感じ。
屋上に上がると、背後は山に囲まれて、正面は海が一望できる。
行き交う船をずっと見ていても飽きない。
今度は、すぐ近くの観音崎なども含めて、もうちょっとゆっくり散策してみたいとも思った。