7072 いくらコスト削減でも…
駅のホームから時刻表を撤去する動きがあるという。
「運賃を値上げしてサービスを下げるのか」という記事だったが、これには共感してしまうところはある。
そもそも、列車の時刻表(ダイヤ)は、鉄道事業者にとってはサービスメニューみたいなものだ。
たしかに、利用者自身がスマホなどで検索すれば、列車の発車時刻はわかるが、そうした作業を強いることに強い違和感を覚える。
たしかに最近は、駅に掲示されている情報の更新が滞ったままのことが多いと感じていた。
いつまで経っても、“調整中”だったり“準備中”で変わらないな…と思っていたが、もしかすると、撤去のタイミングを伺っているのかもしれない。
そういえば、鉄道ではないが、かなり似たような事例があった。
羽田空港のANAの出発ロビーにあったデジタルサイネージが撤去された件だ。
こちらもスマホで検索できるからとの理由だった。
コスト削減を追求することは、やむを得ないとは思うが、事業の根幹にかかわるところにまで、手を付けてしまっている感は否めない。
どうしても、モヤッとしてしまう。