7034 世田谷美術館コレクション選
世田谷美術館で開催中の企画展「世田谷美術館コレクション選 わたしたちは生きている! セタビの森の動物たち」を鑑賞。同館のある砧公園には大勢のお客さんの姿があった。
なんでこんなに人が多いんだろう…と思っていたら、お花見なのかもしれない。
いつも美術館しか行かないので、お花見ができるほどの桜が咲いてることを知らなかったが、実はけっこうなお花見スポットだったと、いま調べて知った。
今回の企画展は、世田谷美術館のコレクションのなかで、特に動物をモチーフにした作品を約120点を紹介しているそうだ。
企画としてはおもしろいと思ったのだけど、気になったのは、ごく一部を除いて一切の解説を設けなかったということ。
どんな動物がモチーフになっているかについては、それぞれ紹介されているものの、それ以外の解説がない。
たくさんの動物が、彫刻や日本画、油絵など、さまざまなジャンルの作品が集まっていて、変化が興味深いのだけど、つい、その作品ができた背景とか、作者の思いみたいなものも知りたくなるが、解説はない。
しかも収蔵品展でありながら、写真撮影も完全不可のため、あとで振り返ってみることも難しい。
あえて“割り切った”展示にしようとしたのかもしれないが、結局わからずじまいという感じになってしまって、自分にとってはちょっと消化不良気味だった。
続いて、2階で開催中の、コレクション展「それぞれのふたり 萩原朔美と榎本了壱」も鑑賞。
榎本了壱の作品は自分にはほとんど理解不能だった…
萩原朔美の、さまざまな場所や人物の過去と現在を対比させる定点観察の写真は、自分もよくやるので、とても気になった。