6982 没後190年 木米

サントリー美術館で開催中の、江戸時代後期の京都を代表する絵師であり陶芸家でもある“木米”(もくべい)の没後190年の企画展を鑑賞。
もちろん、今回もまったく知らなかった。
でも、たとえ知らない人の作品であっても、鑑賞していればいろいろと興味が出てくる。
直近では昨日の亜欧堂田善はいい例だ。
しかし、今回は正直あまりよくわからないままだった。

たしかに格式にとらわれない自由な作風は、彼独特のものなのだろうが、超絶技巧的な作品を見慣れてしまっているせいか、“すごさ”を感じづらいのだ。
サントリー美術館の紹介動画を見ても、「もくべい」を連呼するばかり。
やっぱり紹介の仕方が難しいのかもしれない。
誰が見てもすごい!…というものではないことを考えると、ちゃんと目利きができる人でないと、彼の作品の良さがわからないのかもしれない。
_