6066 たった2、3㎝でも…
工事が行われていた階段で、しばらく出勤しないあいだに完成して通れるようになっていた。
壁や天井がきれいになり、階段も新しくなった。
特にルートは変わったわけではないので、これまで同様に階段を下りたのだが、そのとき、ものすごい違和感があった。
最後の一段で、思わずつんのめりそうになったのだ。
あれ?と思って、階段をよく見てみると、最後の一段(上るときは最初の一段目)だけ、他の階段よりも段差が大きかったのだ。
もちろん、その差はわずか2、3cm程度だとは思うが、それでも、一瞬怖さを感じる差だった。
工事施行者は、たったこれだけの高さの差で大きな事故になることもないと考えてるのかもしれないが、人間の身体はデリケートで、敏感に感じとる。
怖さを感じさせることは決して望ましいことではないのだから、もうちょっと配慮があってもいいと思った。