5794 ラッシュ時のイライラ
今朝は列車の遅れで、いつも以上に混雑が酷かった。
乗車率は軽く200%は超えているはずで、途中駅から乗り切れない客も出ていた。
車内は、なんとか自分の立ってる場所を確保しようにも、足の踏み場もなく、他の乗客から押されるかたちで、身体が斜めになってしまうほどだった。
なんとか踏ん張っていた自分の前に立っていた男性は、スマートフォンを一心に見つめつつ操作していた。
何をしているかはすぐにわかった。オンラインゲームだ。
まぁ、別に何をしててもいいのだけど、向かい合って立っているために、妙な状態になった。
つまり、僕が彼にぶつからないように突っ張って間隔を開けた隙間で、スマートフォンを操作してるのだ。
僕が、わざわざ、彼がスマートフォンを見られる場所を確保しているわけだ。
なんで、こんな苦労しないといけないのだ。
しかもスマートフォンに集中してるために、列車の揺れに対応できず、ときどきよろけてくるのだ。
思わず嫌がらせしたくなる衝動に駆られ、すっかりいやな気分で過ごす羽目に。