2337 サプライズ

日常生活

先日、代官山に行った帰り、渋谷のエクセルしオールカフェにて。ひと休みしていたところ、隣に座っていた大学生風の男女の会話にすっかり聞き入ってしまった。

彼女の話によれば…

去年、仲間内でそれぞれの誕生日になると、事前の予告なく…つまり、サプライズでお祝いしていたのだという。しかし、さすがにしばらく続けば、うすうす気付いてしまうのも当然で、一番最後になった人(仮に彼女をAちゃんとしよう)は、もうほぼバレてしまっていたらしい。

そこで、今年は全員サプライズ誕生会を止めることにした…のだけれど、Aちゃんだけは、サプライズでお祝いするということにしたのだという。

前回と同じ失敗は繰り返さないように、準備はかなり用意周到に行われた。

まず、この仲間はバレーボールのサークルのようなことをしているらしく、練習などで集まる機会がときどきあったらしい。そこで、その練習をきっかけに呼び出して、Aちゃんも参加させることにした。

単純に最初から日程が決まってしまうと、やはり勘づかれてしまう恐れがある。だから、Aちゃんが居合わるところを見計らって、わざと別の人からメールを出させ、あたかも偶然、練習日がその日に決まったように装うという念の入れようだった。

確実に、Aちゃんが練習に参加できるということ確認し、準備は順調に進んでいった。

そして、いよいよサプライズ誕生会の当日。驚かせようとする相手から電話があった。

「ごめん、今日、練習行けない…」

このあと、この場を離れたため、その先が聞けずじまい…。

サプライズでお祝いすることの難しさを実感させられる出来事であった。果たして、その後はいかに…?

Posted by ろん