8033 展覧会「刺繍―針がすくいだす世界」

博物館・展覧会,芸術・デザイン

東京都美術館で開催中の展覧会「刺繍―針がすくいだす世界」を鑑賞。

布地などに針で糸を刺して縫い重ねる、”刺繍”を用いた5人の作り手による作品を紹介している。

東京都美術館
東京都美術館
刺繍にまつわる2つの展覧会
刺繍にまつわる2つの展覧会
平野利太郎の作品は、解説に”日本の伝統的刺繍技法を継承”しているとあったが、使われているモチーフは、そんな小難しさは皆無で、とても身近なものばかり。
なかでも、気になったのは、この《カタツムリ》だった。
《花と魚菜》と《サボテン》
《花と魚菜》と《サボテン》
《かたつむり》昭和初期
《かたつむり》昭和初期
尾上雅野の作品は、あるサイトでは、”まるでモネやルノワールなど印象派の絵画を思わせる”とあったが、。《秋》などの作品を見るとそう思う。
ほのぼのとした雰囲気なのに、《熊たちの森》というタイトルを見ると、少し緊張が走ってしまう。
《熊たちの森》
《熊たちの森》
《秋》
《秋》
地下のフロアにも会場があり、伏木庸平の作品へ。これまでとはまったく違って、かなり前衛的だ。
タイトルを見ても皆目見当がつかない。これも刺繍を使った表現なのだろうが、何ひとつ理解が及ばず、不安すら感じてしまった。これが狙いか?
《肺に開いた三つの穴》
《肺に開いた三つの穴》
《水の中で手を振っていたのが、あなただったら》
《水の中で手を振っていたのが、あなただったら》
望月真理は、インドとバングラデッシュにまたがるベンガル地方に伝わる布・カンタを研究し、それを自身の表現として作品を生み出した。
そのきっかけは、50歳を過ぎた1970年代末に、旅行で滞在したホテルで初めて挑戦したそう。
《一番初めに作ったカンタ》
《一番初めに作ったカンタ》
《ベトナム紀行》と《中国の山あいの村》
《ベトナム紀行》と《中国の山あいの村》
岡田美佳は、学校の手芸クラブで刺繍を習った経験を除けば、刺繍技術の習得はほぼ独学だそう。安野光雅の『旅の絵本』に触発されて以来、多くの作品を制作してきた。作品を見て感じたのは”豊穣”という言葉。豊かな気分になれる感じがする。
《かたくりの道》
《かたくりの道》
《おもてなし》
《おもてなし》

いま見てきた「刺繍―針がすくいだす世界」は有料展示ではあったが、先日鑑賞した「アール・デコとモード」の鑑賞券があると割引になった。

同時開催中の「刺繍がうまれるとき―東京都コレクションにみる日本近現代の糸と針と布による造形」も合わせて鑑賞。

江戸時代のアイテムに施された繊細な刺繍、消防服、千人針など、身の回りにある刺繍を紹介。

江戸時代の刺繍
江戸時代の刺繍
刺子半纏
刺子半纏

青山悟の作品もあって、これは以前見たものと同じだったから、久しぶりの”再会”となった。

《Map of The World》
《Map of partner-pro.com nolvadex The World》
暗くすると…
暗くすると…

Posted by ろん