8136 「風化」を先延ばしするために

物思いに耽る(雑感),社会・政治・事件

風化防止の文字がハッキリと…
風化防止の文字がハッキリと…

また、今年も3月11日がやって来た。

毎年この時期には被災地を巡ることを習慣にしているが、今年は見学先の都合もあり、明日と明後日の2日間で訪ねることにしている。

そのため、今日はあえてふだん通りの生活を送った。

東日本大震災の経験は、今でも鮮明に覚えている。しかし、発生から15年という月日は、やはり相応の長さなのだろう。

先日、電車の中吊り広告で「東日本大震災風化防止イベント」というタイトルを目にし、少し驚いた。

「風化防止」という言葉をイベントの目的に掲げ、はっきりと示さなければならない時代に入ったのだと痛感させられる。

今の中学生や高校生にとって、あの震災は直接知らない出来事になりつつある。記憶は加速度的に風化していくのだろう。

防災を自分事として捉えることはもちろん、そのための備えに人やお金をかける重要性を理解してもらうためにも、決して風化させてはいけないのだと思う。

自分が毎年被災地に足を運び、見聞を広め、こうして、ここに綴ったり身近な人に話したりすること。

その積み重ねが、少しでも風化を先延ばしにする力になればと願っている。

Posted by ろん