3793 Helvetica!
図書館でたまたま見掛けた本をきっかけに、ちょっとした“マイブーム”が起きることがある。
いま、気になっているのが、フォントだ。
世の中にはさまざまなフォントがあることは知っていても、せいぜい意識するのは、MSゴシック(プロポーショナルあり・なし)、MS明朝(プロポーショナルあり・なし)程度だった。
ましてや、欧文フォントにいたっては、その名前すらよくわかってないくらいだった。
なかでも、世界中を席巻しているフォントがあるということを初めて知った。
それは、Helvetica(ヘルベチカ)というフォントだそうだ。
非常に汎用的なフォントで、ありとあらゆるシーンで使われているという。
わかりやすい例でいえば、、Panasonic、Lufthansa、THE NORTH FACE、evianなど、多くの企業のロゴなどにも採用されていとのこと。
この事実を知るまで、同じフォントだとは、まったく気が付かなかった。
ためしに、Helveticaのフォントをインストールして、WORDを使って再現してみた。
色も合わせると、太さや幅などが微妙に違うけど、間違いなくその企業のロゴに近づいたではないか。
先日、似たようなフォントだと先行した企業やサービスの持つイメージの影響を受けやすいのではないか?と書いたが、Helveticaに関していえば、決してそんなことがない。
むしろ、ありふれた見慣れたフォントを使うことで、安心感を与えることができるというメリットはある。
なるほど、フォントでの差別化はあえて行わないというのも、アリなのだ。
こうして、フォントというものを意識して見るようになると、いつもの街の風景がちょっと違って見えてくるから楽しい。
たとえば、先日出掛けてたまたま撮った駅名標。この英文表記も、Helveticaらしい。
なんとも奥深いフォントの世界…。