7270 汐留の衰退をあらためて実感
先日も取り上げたが、ここ最近汐留が“寂れている”というニュースを見聞きする。
汐留といえば、かつてこの時期になると、カレッタ汐留の広場には飾り付けと綺麗なイルミネーションが施され、大勢の人たちが訪れていた。
もちろん、自分も、けっこう毎年楽しみにしていた。
11月中旬から2月14日のバレンタインデーまで比較的長期間続いていたカレッタ汐留のイルミネーションは、コロナ禍により2020年を最後に中止された。
同様に中止されていた都内各地のイルミネーションが軒並み再開するなかで、カレッタ汐留だけは、もう再開することはなかった。
サイトを見ても、まるで、もともと「最初からそんなイベントなどなかった」というふうな感じ。
12月に入ってあらためて訪れてみたが、やはりクリスマス感は皆無だ。
テナントも撤退したままで、さながら“シャッター商店街”の様相だった。
かつてお昼どき一番賑わっていたとも言える、マクドナルドが入っていた場所は、いつまで経ってもcoming soonのままだ。
独特の形状をしているので、奥の店舗まで見通せないから、営業しているのかどうかわからない。
そこでシャッターに「営業中」と表示するありさま。
しかもそこに描かれているとされるお店の写真も、すでに閉店しているものもあって、ちょっとした虚偽案内と化している。
カレッタ汐留を出ると、すぐ隣の、汐留シティーセンタービル前の小さな広場には、ささやかなイルミネーションがあった。
ここだけはクリスマスっぽさがあるような気がした。
そして、そのすぐ後ろ、カレッタ汐留に通じる地下通路は、いつもと雰囲気が違った。
どうやら、売り出し中のアイドル?のミニコンサートをやっていた。
賑わいの割には観客が少ない気がしたのは、推しのアイドルへの熱い声援のボリュームが、見かけ以上大きかったからだろうか?