7196 第70回 日本伝統工芸展を鑑賞
青山一丁目から銀座線に乗って三越前までやってきた。日本橋三越で開催中の「第70回 日本伝統工芸展」を鑑賞する。
この日本伝統工芸展は、以前も何度か観に来たことがあった気がしたが、過去を振り返ってみても、2017年の1回しか見つからなかった。
7部門(陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸)の一般公募作品から選ばれた入選作と人間国宝(重要無形文化財保持者)の作品が一堂に紹介される展覧会だ。
500点以上も展示されているので、どんどん観ていかないとキリがないくらい。
厳正な鑑査を経て選ばれた作品ばかりなので、どの作品も気になる。
とくに、モチーフがユニークなものは、その分かりやすさも相まって、よけい注目してしまう。
逆に、素人目に見て、あまり意外性というか芸術性というか凄さがわかりづらい作品の場合、どのあたりが評価のポイントになったのか…という点は知りたいところだ。
漆芸、金工といったあたりは、なんとなくわかりやすいが、特に人形は難しい。
人間国宝の作品として紹介されているうち、先日、パナソニック汐留美術館で鑑賞した中川衛の作品があって、それはすぐにわかった。
とてもレベルの高い素晴らしい作品の数々を、無料でしかも原則として写真撮影が自由なのも嬉しい。本展は、この後全国で巡回して開催されるが、三越で開催される仙台と福岡以外は有料になっている。