6768 西洋美術館で稲荷?

しばらく改修工事で閉館していた、国立西洋美術館に行ってきた。
入口はかなりの行列ができていて、思ったよりも混雑していたのがちょっと意外だった。
ただ今回鑑賞するのは、先日賛助会員となったことで、いつでも無料となった常設展なのであまり関係がない。
片っ端から鑑賞しなければならないことはないのだけど、せっかく観るのだから…ということで、ついしっかりと鑑賞してしまう。
今回特に気になったのは、キリストの十字架の上に書かれた「INRI」の文字だった。


調べてみると、これは、キリストの罪状で、ラテン語のIESVS NAZARENVS REX IVDAEORVMの頭字語をとった略語で「ユダヤ人の王、ナザレのイエス」という意味だそう。
ちょっとわかりにくいので、さらに調べてみると、つまりこれは「ユダヤ人の王」と自称したことが罪とされたようだ。
いろいろ調べていると、INRIとあわせて、なぜか“稲荷”という文字も同時に検索されていることがわかった。
稲荷?
なんと、稲荷の語源を辿るとINRIにたどりつくということでビックリ。
まことしやかに解説するサイトも多いが、さすがにちょっと無理があるような気もする。
でも、本当にそうだったら、おもしろいなぁ…とは思う。