6768 西洋美術館で稲荷?
![久しぶりの国立西洋美術館](https://i0.wp.com/www.ronworld.net/blog/archives/img/2022/07/0703-11.jpg?resize=240%2C180&ssl=1)
しばらく改修工事で閉館していた、国立西洋美術館に行ってきた。
入口はかなりの行列ができていて、思ったよりも混雑していたのがちょっと意外だった。
ただ今回鑑賞するのは、先日賛助会員となったことで、いつでも無料となった常設展なのであまり関係がない。
片っ端から鑑賞しなければならないことはないのだけど、せっかく観るのだから…ということで、ついしっかりと鑑賞してしまう。
今回特に気になったのは、キリストの十字架の上に書かれた「INRI」の文字だった。
![ちょっと気になったところがあって…](https://i0.wp.com/www.ronworld.net/blog/archives/img/2022/07/0703-12.jpg?resize=480%2C360&ssl=1)
![イナリ?](https://i0.wp.com/www.ronworld.net/blog/archives/img/2022/07/0703-13.jpg?resize=240%2C180&ssl=1)
調べてみると、これは、キリストの罪状で、ラテン語のIESVS NAZARENVS REX IVDAEORVMの頭字語をとった略語で「ユダヤ人の王、ナザレのイエス」という意味だそう。
ちょっとわかりにくいので、さらに調べてみると、つまりこれは「ユダヤ人の王」と自称したことが罪とされたようだ。
いろいろ調べていると、INRIとあわせて、なぜか“稲荷”という文字も同時に検索されていることがわかった。
稲荷?
なんと、稲荷の語源を辿るとINRIにたどりつくということでビックリ。
まことしやかに解説するサイトも多いが、さすがにちょっと無理があるような気もする。
でも、本当にそうだったら、おもしろいなぁ…とは思う。