6621 今夜の新橋
日本での新型コロナウィルスの感染者数が急増し始めた。
東京も急激に増えている。
ただ、これまでの、いわゆる“第5波”と比べると、オミクロン株の特性が、これまでと大きく異なる性質を持つことから、いまいち対応の仕方がハッキリしないところがある。
実際、感染しても重症化している人はかなり限られているようだが、感染したり濃厚接触者となってしまえば、一定期間隔離せざるを得ず、その人数が増え過ぎれば、社会や経済活動に支障が出てしまう。
今夜の新橋駅付近は、ようやく雨が上がったばかりで、かなり冷え込んでいたこともあってか、人出も少なめだった。
ただ、ふと思い出したのは、ここ最近は以前のように、街の人出の増減について、ニュースでは一切触れなくなったということだ。
よく携帯電話の位置情報をもとにした人出の増減が伝えられていた。
以前だったら、感染者が増えたということは、人出が増えたからだ…という論調で伝えられることが多かったはずだが、今回はそれがない。
これは、実は人出の増減と感染者数の増減には、直接の因果関係がないことが、こうした位置情報からわかったからではないか…と思ってしまう。
いつまで、この悶々とした状況が続くのだろう…と思うと、あらためて気が滅入ってくる。
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