6620 會津八一記念博物館へ
會津八一(あいづやいち 1881~1956)は、東洋の明器(死者に添えて墳墓におさめる葬具の一種)・古鏡・瓦塼・金石拓本・近世書画などの蒐集に力を尽くした人物だそうだ。
これら古美術品は研究・教育の資料として集められ、現在は「會津八一コレクション」として、早稲田大学會津八一記念博物館に収蔵されているという。
今日は、會津八一記念博物館の企画展「小もの展 會津八一の蒐集からみるひと・もの・こと」へ行ってきた。
ちなみに、残念ながら、館内はすべて撮影禁止。
膨大な蒐集品のなかには、これまで展示されることのなかったものが多数あったそうで、今回はこれらを紹介する企画展だという。
たしかに、展示されていたのは、欠けたハニワやお面、仏像などの石膏型抜きなど、これだけでは、すごいのか凄くないのかもよくわからなかった。
微妙なのだ。
でも、以前から自分も思っていることだが、たとえ“小もの”であっても、実物だけが持つ力とか、実際に手に持って体感できることというのは、バーチャルや画面を通じてでは、決して得ることができない。
行ってみなければわからない、触れてみなければわからない、同じ空間にいてこそ得られる価値というものがある気がする。
目の前にある、謎のカケラも、その時代に作られ現在まで存在し続けていると思うと、それだけで何か“オーラ”のようなものを感じずにはいられなかった。
ただ、この博物館にたどり着くまでが大変だった。
早稲田大学のキャンパスは広い。
スマホで地図を見ながら、博物館を目指したが、どうにも見つからない。
おじゃこが、博物館のオフィシャルサイトの地図を見ないのはおかしいと言っていたが、それは確かにその通りだと思った。
博物館の公式サイトに載っていた地図の通りに向かってみたら、さっき入ってきた門のところに戻ってきてしまった。
なんだここにあったんだ…と思って見てみたら、付属高校の入学試験をやっている。
仕方なく守衛室に聞いてみたら、公式サイトも違ったところに目標が設定されていたことがわかった。
たしかに、博物館の住所は2号館で、地図とは異なっているはわかるのだけど、だったら、なおさら修正してほしいと思った。
実際、Yahoo地図も公式サイトに載っていたGoogleマップにも、よくよく見れば博物館がちゃんと載っているではないか(青い〇印)!
なかなか博物館に着かなかった焦りもあってか、博物館も含めて付近の写真も撮れなかったのも残念だった。