5556 重森三玲庭園美術館
昭和を代表する庭園家の重森三玲の旧邸宅に作られた庭園と茶室見学へ。
京都大学近くの住宅街のど真ん中。
ここに来る時間が予定ギリギリになってしまったため、少し迷ってしまった。
力強い石組みとモダンな苔の地割りで構成される枯山水庭園が特徴という重森三玲は、庭園を独学で学び、東福寺方丈庭園、光明院庭園、松尾大社庭園などをはじめ、国内に約200もの庭園を作ったという。
重森三玲庭園美術館は、午前と午後の2回(11時と14時)で、それぞれ十数名に限って見学できるので、事前にメールで見学予約しておいた。
まったく詳しくないので、見どころについては、よくわからないが、まずは、書院を見学。
靴を脱いで書院に上がるが、座る場所が決められ、部屋の中は写真撮影ができないなど、注意事項がいくつかあり、みんなちょっと戸惑う。
わずかに映り込んでいる書院の照明は、交流のあったイサム・ノグチによるものとのこと。
庭が最もきれいに見える特等席は、書院の一番奥なのだということだったが、よく見たいのだったら、庭に出た方がよさそう。
石は、徳島の吉野川から取り寄せたものだという。
続いて茶室を見学。
こちらは、外からだったら、内部の写真撮影が可能という。
こちらは、天井の照明もふくめて、重森三玲によるデザインだそうだ。
奥のふすまに描かれた市松模様の波のデザインは、海岸線をイメージした枯山水につながるのだろう。
ほとんど予備知識なく訪れてしまったが、せっかく行くのなら、予習してから行った方がより楽しめたかもしれない。