6563 久しぶりのホキ美術館
久しぶりに写実絵画専門のホキ美術館に行ってきた。
前回は2018年3月だったから、約3年半ぶり。
このときはレンタカーで行ったが、帰りの渋滞に懲りて、今回は鉄道で行くことにした。
ホキ美術館最寄りの外房線土気駅へ、京葉線東京駅から日中1時間に1本の直通列車がある。


土気駅まで1時間ほどの所要時間も、それほど掛かった感じはしなかった。
土気駅からホキ美術館まではそれほどの距離はなく、路線バスもあるにはあるが、本数が少ないため、タクシーで移動。


全作品撮影不可なのは残念。
駐車場には結構車が入っていたが、鑑賞者はそれほど多くはなかった。
ただ、初めて鑑賞したと思われる人たちのグループが、やたらと「すげぇ」と連呼してうるさかった。
どうして黙って観ていられないのだ?
でも、まぁたしかにすごい。
写真みたい…という表現をしたくなるが、作者の意図が作品に反映されているのは、むしろ“写真以上”なのかもしれないと思う。
写真は、光の具合や構図など、どんなに工夫しても、わずかな変化や意図しない状況になることはあるだろうし、むしろそれを狙うこともあるだろう。
でも、絵画だったら、いくらでも作者の意図を盛り込むことができる。
写真みたいな作品だったら、作者の意図で「何を描いて何を描かないか?」を決められるし、逆に「何かが加えられてる」かもしれない。
ホンモノに見えて、ホンモノではない感じ。
あくまでバーチャルな世界のはずだけど、観ているうちに本当の世界のような感じになってくるのが面白い。

路線バスに合わせて退館することになったので、かなり慌ただしくホキ美術館を後にした。
全体的にバタバタした感じになってしまって、今日行った記憶をとどめるために撮った写真も、なぜかみんな中途半端に…。



帰りは土気駅から蘇我駅までは外房線の電車に乗り、蘇我駅からは往路で乗車した京葉線快速電車を利用。
かなり慌ただしかったが、今回は2回目だし、比較的効率よく干渉することができてよかった。