6168 東京好奇心 2020 渋谷
今日は、Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「東京好奇心 2020 渋谷」へ。
実は、もともと別の展覧会を観ようと、ずいぶん前にネットオークションで株主優待券を入手していたのだが、このコロナ禍で展覧会自体中止になってしまったものの、株主優待券の有効期限は延長されていたので、せっかくだから…と観に来たのだ。
国内外の選りすぐりの100人の写真家たちの強い“好奇心”と、写真作品を通して「今という時代に向き合って欲しい」という思いから生まれたプロジェクト『東京好奇心 2018-2020』。パリとベルリンでも開催されたという展覧会だそうだ。
同じ風景でも見え方は人によって全然違う。
それを教えてくれる手段のひとつが写真だ。
写真家たちが東京に対して、どういうところに興味を持って、どんな景色を見ているのか…。
そして、この展覧会では、新型コロナウイルス感染症拡大対策として…ということか、音声ガイドの貸し出しがないかわりに、個人のスマートフォンにダウンロードした無料アプリで聴くことができる。
音声ガイドは、J-WAVEとのコラボレーションで4人のナビゲーターの自身のことばによる解説だ。
入口で検温と連絡先を記入して入場。
観覧者はそこそこいたが、比較的ゆっくり見られる感じだった。
4人のナビゲータによる解説は、”自らの言葉”で語っているせいか、人によって違いはあったが、それなりに楽しめたと思う。
しかし、一番の問題は、この音声ガイドを聞く環境だった。
スマートフォンで聴くためには、LTE、4Gや3Gのような回線、もしくはWiFi環境が必要だが、地下にあるため電話回線はほとんど使えず、頼みのWiFiも、アンテナが入口付近にしか置かれていないせいか、奥に行けば行くほど、とぎれとぎれになり、ついにはアプリが強制終了してしまう始末。
いったん電波の強いところに戻って、立ち上げ直すも、ふたたび途中で切れてしまう。
主催者はこれくらいチェックしてないのかなぁ…これはかなりの興醒めであった。
音声ガイドが聴けないということが気になってしまって、肝心の作品に集中できなかったのは、かなり残念だった。