7063 企画展「大阪の日本画」

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企画展「大阪の日本画」
企画展「大阪の日本画」

東京ステーションギャラリーで開催中の企画展「大阪の日本画」を鑑賞。“大阪の日本画”という切り口で考えたことがなかった。

たしかに言われてみれば、江戸や京都はあっても、大阪はなかった気がする。

不勉強を承知で言うならば、ただでさえ知らないことだらけなのに、今回鑑賞した“大阪の日本画”の作者は“もっと”知らなかった。

さらに、もともと絵の見方というものがよくわかってないだけに、1枚1枚の解説を読みながら鑑賞していく。

最初はよくわからない感じだったが、人物が登場する作品には、どれも物語性があるというか、どんな場面なんだろう…と思わせるものが多かった気がする。

島成園《祭りのよそおい》
島成園《祭りのよそおい》

もっとも印象的だったのは、島成園《祭りのよそおい》という作品。

これも最初はよくわからなかったが、解説を読むと一番右の少女は、他と比べて着物も履物も粗末で、そして髪飾りは一輪の花しかないのだ。

これは、明らかに格差があることを示しているもので、いろいろ考えさせられる。

右の子は、どんな表情で他の子たちを見つめているのだろう。

今日は、昨日かなり歩いたせいか、なんだかくたびれて途中で集中できないときもあった。

こうした鑑賞も体調の良いときでないとダメだと痛感。

 

Posted by ろん