3953 G展2013

博物館・展覧会,芸術・デザイン

昨日から11月4日(月)まで、グッドデザイン賞受賞発表展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2013」が、六本木の東京ミッドタウンで始まっている。

以前、東京ミッドタウンに行った際、割引券を見つけて以来、この日を待っていた。

今日、会社帰りに寄ってみることにした。

何が嬉しいって、写真取り放題ということ!

第1会場は、特に評価の高かったベスト100の作品が展示されているコーナー。

いきなり最初に目に飛び込んできたのは、Google Mapだった。続いて気になったのが、くまモン。

いずれも、今年の受賞作らしい。

いずれも、けっして悪くないのだけど、僕の勝手に思ってたグッドデザインのイメージとはちょっと違う気がした。

自動車だって、ロケットだって、受賞作だし…

首都高速中央環状線の大橋ジャンクションも受賞作というと、なんだかやたらと範囲が広いなぁ…と思ってしまった。

でも…。

もしかすると、“デザイン”って、そもそも、そういうものなのかもしれないという気もしてきた。

見た目や雰囲気の良さだけでなく、それ自体の持つ“コンセプト”や、“ねらい”などを含めたものが、“デザイン”であり、それが“グッド”なものが、ここに並べられている…のかもしれない。

折りたたみできるヘルメットや、手術などのシミュレーションをするための心臓など、見慣れない興味深い作品に見入った。

第2、第3会場も、受賞した作品がずらりと並べられていた。

第2会場奥は、住宅や住宅関連、交響詩背のコーナー。実物を持ち込めないから、パネル展示が多めになる。

そして…

 

あった!

これまでもイベントなどでお世話になっている加藤誠洋さんが受賞した「橋本珈琲」

茨城県桜川市にある、1929年(昭和4年)建築の和風旅館をリノベーションしたもので、こうした場で、身近な人の名前を見られるというのは嬉しい。

今年の受賞は、1,212件もあるため、じっくり見ようと思ったら、いくら時間があっても足りないくらい。

展示されている“作品”は、身近なものも少なくなく、また、多くが直接触っても良いとされているため、作品の持つ“良さ”にも触れられる感じがした。

「のびのびサロンシップ」とか「iPhone5ケース」といった、それを見ただけでは、なんで受賞したのか、よくわからないものもあった。

解説を見ればちゃんと書いてあるのだが、まずはその作品を見て、なぜ受賞したのかを当ててみるのも、おもしろそう。

デザインと実用を兼ね備えた鉛筆削り機や、ありそうでなかった前面に着雪しないよう透明の板自体が発熱するというこの鉄道用信号機など、次々と、興味深い作品が出てきて飽きない。

後ろ髪を引かれる思いで会場を後にする。

一部、無料で見られる屋外での展示もあったが、これは、グッドデザインを受賞した企業の“パビリオン”のような展示だった。

こちらは、ちょっと綺麗にまとまりすぎてるかな…という気がした。

開場時間は、20時までということで、東京ミッドタウンを後にする。

夜の六本木。

なぜか、変な格好してたり、何かのコスプレをしてる人がたくさんいると思ったら、今日はハロウィン!

特に夜歩くなんて慣れてないせいか、帰りはどっと疲れてしまった。

Posted by ろん