5966 予備校の広告が訴えるのは?
今日は、ちょっと前のことだがが、うっかり忘れていた記事だ。
本郷三丁目駅は、東京大学に向かう最寄駅のひとつだが、ここに、予備校の広告が貼ってあった。
改札口に近い順から、駿台予備校、Y-SAPIX、代々木ゼミナールと並んでいて、三社三様の広告だった。
駿台予備校は、オーソドックスに「がんばれ!東京大学受験生」と書かれていて、この駅に降り立つ受験生に向けた表現となっていた。
Y-SAPIXは、これまたオーソドックスに同じ広告を何枚も並べてインパクトを狙っているようだった。
そして、特に気になったのは、代々木ゼミナールのものだ。
代々木ゼミナールは、4枚の広告のすべての表現を変えている上に、したの方には、「東大まで、あと約820m」「東大まで、あと約817m」、「東大まで、あと約814m」、「東大の、合格ラインを、ぶっちぎれ。」と書かれていた。
完全にこの場所だけにしか使えない表現のものとなっている。
本当かどうかはよくわからないが、面白いといえば面白い。
そもそも、受験生向けの予備校の広告というのは、よく考えるとちょっと不思議な存在だ。
受験生にとって、予備校は、このまま合格すれば縁がないはず存在となるはずだ。
そんな彼らに予備校エールを送るというのは、どう考えたらいいのか…。
「落ちたら、うちを思い出して来てね」といった意図だとすると、ちょっと怖い。
一番お金がかかってるのは、当然ながら、代々木ゼミナールのものがが、それに見合うだけの価値があるのだろうか?