5518 2018年度グッドデザイン賞受賞展
たまたま気付くことの多い、グッドデザイン賞受賞展。
今年は珍しく、あらかじめ予定を把握していたので、行くタイミングを計画していたが、おじゃこの体調が思わしくなく、ひとりで行ってきた。
会期が短いうえに、今日が最終日ということで、混雑しているかなと思ったが、受付はそれほどでもなかった。
しかし、やはりというか、会場内は作品を見るのもひと苦労なくらいの混雑ぶり。
できることなら、時間をかけてゆっくり見たい。
それにしても、毎回、面白い作品が登場してくる。
クリップなんて、もう相当長い期間存在しているのに、さらに改良が加わる余地があったなんて、こういった機会がないと気づかない。
イヌ型のロボットは、想像以上に“ペットっぽさ”があったし、ガチャガチャもこうした使い方があるんだと気付かされた。
生体認証技術は、理屈はわかっても、ちょっととっつきにくい感じがするが、今回展示されていたのは、コンピュータが実際にどういうふうに認識をしているかを目に見える形にした展示は、とても興味深かった。
ちなみにこの写真では、僕は一番左に写っている。とても自分だとはわからないが、コンピュータはきちんと判別することができるのだ。
続いて、隣の展示は…。
「10年以上継続的に提供されている、広く支持されている商品やサービス」を対象とし、これまでとこれからの暮らしを豊かに支える、スタンダードであり続ける力を持ったデザインに贈られる…という、「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」の紹介。
期間の指定が”10年以上”というものだけなので、”東京タワー”のように発売や登場からかなり経っている商品と、ちょうど10年ほどのSuicaが一緒のタイミングで受賞している。
そもそも、東京タワーが受賞する…ってのは、軽く違和感があるけど、プラレールは、なんとなく賞の趣旨に合ってる気がする。
たしかに、10年以上も継続して売れ続け、支持され続けるということは、それほどないかもしれないし、こういう機会があることで、再認識できるというのもあるだろう。
東京ミッドタウンのあらゆる会場を使い、ジャンルごとに展示している。
興味深い作品だけでも…とも思ったが、とても紹介しきれない。
盛りだくさんすぎて、とても見切れなかった。
なんとなく、前回見たときよりも、展示が増えてる気がしたのだけど、気のせいか?
気になった作品はたくさんあったが、これは気になった作品のひとつ。
カプセルホテルみたいなものだけど、それが二階建てになっていて、下では仕事をして、休息するときは上に上がるという。
「働く」と「休息」を極限まで近づけた…って、そのまんまじゃないか…とも思うが、これを実際に形にすることにものごく意味があると思う。
さて、来年も、このイベントに気づいて、じっくり観賞する機会ができるかどうか…。