2951 東京都庭園美術館あたりを歩く

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東京都庭園美術館までは、目黒駅からちょっと歩く。

でも、天気がいいので、歩くこと自体はあまり負担にならない。ただここ最近ちょっとで歩くことが多いので、すでに疲れ気味ではあるけれど。

庭園美術館の白い建物が、よく映える。

「ロトチェンコ+ステパーノワ ロシア構成主義のまなざし」展ウェブ魚拓という企画展を見学。

世の中でどれくらい知られている人なのかよくわからないが、もちろん僕は初めて知った。

この二人は、夫婦で、名前からもわかるし、企画展の名称からもわかるとおり、ロシアの人だ。時代はロシア革命のあった1917年前後から活躍したそうだ。

絵画、建築、デザイン、演劇、写真…と、夫婦ともにあらゆる分野で活躍する。

ロトチェンコは、もともと絵画を制作していたようだが、徐々に抽象的な絵となり、しまいには円や直線といった必要最小限の要素だけで描くようになる。抽象画はなかなか理解しにくい世界だが、作家本人にしてみたら、これはごく自然な流れなのかもしれない。

会場は、若い人たちの姿が多く見られた。もっと有名な作家になると、比較的年齢層が高くなる傾向があるが、あまり知られていない作家の場合、相対的に若い人が多くなるのかも。

二人の作家の作品を合わせて紹介しているために、どちらが制作したものか、解説を見ないとわからなかったのは、ちょっとわかりにくかった。あえて意図しているのかもしれないけど。

もともと取っつきにくい分野ではあったが、まずまず楽しめた。

庭園部分をちょっとだけ歩く。バラが素晴らしく綺麗だった。


本当は、国立科学博物館自然観察園も見学しようと思ったが、僕自身、もうくたびれ果てたため、庭園美術館見学後、すぐに帰ることにした。

目黒駅までの途中で見つけた提灯。

お陰さまで十三年…とあるが、これは毎年作るのか、大変気になった。

Posted by ろん