5521 かかみがはら航空宇宙科学博物館
いろいろな経緯があって今日は有給休暇となった。
せっかくの貴重な休みを使って、以前から行ってみたかったところへ、思い切って行ってみることにした。
東京駅から、こだま号で名古屋まで向かう。
スマートEXを使うと、グリーン車でも普通車よりも安い9000円で行くことができる。
新幹線のグリーン車に乗るのは、おそらく初めて。
しかし、各駅に停まる こだま だから、のぞみ や ひかり に、それぞれの駅で、たいてい毎回2本ずつ抜かれていくので、のぞみの倍の3時間掛かる。
で、数分間も停車があると、つい降りてみたくなる。
グリーン車の座席でのんびりくつろぐという感じにならない。
いつもなら通過する各駅を眺めながらの名古屋駅までの3時間はあっという間だったた。
名古屋駅で、ちょっと気になる広告を発見…。
名古屋からは名鉄に乗って、各務原市役所前駅へ。
駅からの交通手段は、コミュニティバスしかなく、それも本数は限られているため、タクシーで向かうことにした。ys
タクシーを利用するつもりだったが、駅前にも止まっていないため、電話で呼び出す。
10分ほどで到着。
入口ではYS−11をはじめ、数機の飛行機が出迎えてくれた。
平日の昼前だから、ガラガラだろううと思ったら、団体客が行く手を阻む。
仕方なく、空いているところから見ていく。
団体客は高齢者が多かったせいか、すぐに乗ることができた。
操作は簡単で、仕組み自体はすぐに理解できたが、上手に操縦できるかというのとは、まったく別だ。
ちっとも思うように操作できない。
終わった後、自分の操縦を再生して見られるのだが、お手本となる他の2機体と全然違う飛び方をしてる様子は恥ずかしかった。
2階は宇宙関係の展示。
かつて、スペースシャトルは、最先端の宇宙船だったが、すっかり歴史の1ページになってしまった。
日本人初のスペースシャトル乗組員の毛利さんが若い!
現在も運用が続いている国際宇宙ステーションの日本が担当する実験棟「きぼう」の実物大模型なども展示されている。
ふたたび、1階の飛行機に関する展示を見学。
もうだいぶ空いている。
実際に飛んでいた飛行機を目の当たりにすると、気分が高揚する感じがする。
特に、無骨な感じであったり、どこか無理のある形をしていると、より興味が湧いてくる。
第二次世界大戦における戦闘機を見ると、当時の技術のすごさを感じる一方、やはり、どこかしらに無理も感じられ、単純に手放しで称賛できない気もした。
航空宇宙技術研究所(NAL)が開発したSTOL(短距離離着陸)機である「飛鳥」は、ここで見たかった飛行機のひとつ。
その後、開発は断念されたが、こうした研究の積み重ねを見ていくのも楽しいものだ。
もう、あまり時間が残されていなかったが、展望台とあったので、かなりの段数のある階段を上がってみたが、展望できるものが何もなかった…。
隣接する航空自衛隊岐阜基地の飛行機を見るためのものだろうか?
コミュニティハスの本数は、かなり限られている上に、多くが直接、駅に向かわず、“遠回り”の経路をたどる。
ただわずかではあるが、ほぼ直接駅に向かうバスが、ちょうどやってきたので、これに合わせて博物館を後にした。タクシーとほとんど変わらない時間で帰ることができた。