5517 インゲヤード・ローマン展
今日が無料公開日ということでやってきた東京国立近代美術館「工芸館」は、かなり久しぶり。
金沢への移転が決まっているそうだが、東京にある間に、あと何回来ることになるだろうか。
「インゲヤード・ローマン展」を鑑賞。
彼女は、スウェーデン・ストックホルム生まれの世界的デザイナーで陶芸家だそうで、さまざまな活動をしているという。
日本でもおなじみになった、IKEA(イケア)との協業もしているというから、知らないうちに彼女の作品を目にしたことがあるかもしれない。
作品の多くは、日常使いのガラス器や陶磁器で、極めてシンプルだ。
研ぎ澄まされているといった印象を受ける。
一部では写真に撮ることもできるが、触れることは一切不可だったのは、ちょっと残念だった。
「使われてはじめてデザインの価値が生まれる」という彼女の理念からしたら、実際に触れてみて、使い勝手を確かめることも含めてのデザインじゃないかとも思うのだ。
もちろん、ワークショップや工芸館の主催するイベントに参加すれば、触れる機会もありそうだけど、なかなか全員が参加できないし、主催者側で配慮してもらえたらと思った。