5083 土合駅を歩く

鉄道

水上温泉で明けた朝。以前から行ってみたかった上越線土合駅へ行ってみた。

一日数本しか列車が走ってないので、スケジュールに合わせるには、車で行くしかない。

土合駅の上り線ホームは地上にあるが、下り線ホームは、新清水トンネル内にあるという変わった駅だ。

有名な駅なので、駅舎は既視感があるが、駅前がこんなにだだっ広い状態になってるなんて知らなかった。

土合駅

駅舎から振り返ると・・・

”駅前広場”に面したところに、怪しげな廃屋が・・・。調べてみると、食堂だったらしい。

貼り紙には、立ち入った場合3万円支払え・・・とあったが、人っ子一人いないこの場所で、誰に支払えばいいのだろう?
駅のすぐ目の前には廃屋が・・・ 支払うにしても誰に・・・?

モグラにしては深すぎ?

日本一のモグラ駅が、この駅のキャッチコピー。

駅構内は広いが、無人駅なので、誰もいない。

待合室は、閉鎖されていた。

谷川岳の玄関口でもある 待合室は閉鎖された

改札口を通り抜け、左に曲がると上越線下り長岡方面、右に曲がると上り水上、高崎、上野方面。

もちろん、左に曲がる。
無人の改札口 左に曲がると下り長岡方面

突き当りを左に曲がると、さらに無機質な感じの通路が続く。
道なりに進む 通路を通ると突き当りに扉が・・・

奥には、引き戸があって、それを開くと・・・

いきなり、こんなものが現れる。
真正面に・・・

通路の扉を、トンネルを走り抜ける列車の風から守るためなのだろうが、いきなりだと、結構びっくりする。

さらに先を進むと・・・
風除けのようださらに進むと・・・

ついに来た!

ホームまでは、481m、486段の階段を下りないと行くことができない。
いよいよ階段・・・

エレベーターが設置できる場所がある…が、おそらく、設置されることはないだろう。
エスカレーター設置用のスペースも 階段の段数が書かれてる・・・462段の階段

途中には、休憩のためのベンチが置かれてる。 エレベーター用の場所は地下水が流れ出して、川のようになっていた。
途中にはベンチも・・・ 絶え間なく水が流れてる

ひたすら降りていって…ようやくゴール(ホーム)が見えてきた。
あとちょっと・・・ ようやくホームへ

こんな案内が・・・公式的には10分ほど掛かるとされていたが、駆け足気味に降りてきたので、数分ほどで到着することができた。

トンネル内部はひんやりしてるが、すっかり暑くなってしまった。

ホームのある場所はかなり広い。

もともとホームのある部分(側線)と、通過するための部分(本線)のそれぞれに線路が敷かれていたが、現在は通過線にホームが作られ側線は廃止されている。

駅構内は結構広い 副本線が廃止されている 本線上にプラットホームが作られている 土合駅の駅名標

待合室にはトイレとベンチベンチのある待合室と隣にはトが設置されている。

目立った駅の設備はこれだけ。

列車も当分来ないので、あとは帰るのみ。

ついさっき降りてきた階段を見上げると、気が滅入りそうだ。

ここを上がるのか・・・


自分の足で上がるしか選択肢はないので、ふたたび上へ向かう。
遥か彼方のような気がしてくる ようやくゴールが見えてきた

途中まではテンポよく上がってこられたが、急に足が重く感じられてきて、ペースが落ちるが、なんとか、数分程度で上がってこられた。
風除けの奥の扉へ 最後の階段

せっかくなので、上り線のホームも見学する。こちらは、いたって普通のホームだ。
上り線は地上のホーム 地上の駅名標

朝日を浴びた紅葉がう美しい。
すっかり色づいた紅葉

プラットホームには雪が残ってたホームには雪が残っていた。

土合駅の冬は、もう目の前だ。

以前から、一度は行ってみたいと思ってた土合駅を歩くことができてよかった。

くたびれたけど。

Posted by ろん