3362 都電荒川線の花電車

鉄道

東京都交通局の前身である東京市電気局が発足して、今年で100周年を迎えた。

それを記念し“花電車”が、都電荒川線で運行されることになった。花電車の運行は、実に33年ぶりだそうだ。

この花電車は、もともと夏に運行する予定だったそうだが、東日本大震災に配慮し、今月に延期になった。

その運行も、今日が最後。

せっかくなので?、見に行くことに。

飛鳥山公園前にやってきた。

事前に発表された時刻表によれば、飛鳥山公園の隣の王子駅通過が15時27分だったが、その40分前には、すでに、たくさんの人たちが集まってきていた。

こういうときは、どこに陣取ったらいいのか悩む。

花電車は、普通の電車と同じ速度で走ってくるし、このあたりは、併用軌道で車が視界を遮ることもあるし…

交差点の手前の場所を見つけた。

ここなら、うまくすれば信号待ちの花電車が撮れるし、ここの信号では右折信号が点灯したとき都電が直進してくるため、視界を遮ることがない…はず。


そのために、右折する車と直進する都電が交差してしまって、あわや、事故!?となってしまいそうなシーンが何度もあった。

都電は急に止まれないし、当然ながらレールの上しか走れないから、都電の運転士神経を使うだろう。

何本も電車を見送っていると、1両の回送車がやってきた。

中を見ると、乗っているのは、警備員ばかり。花電車到着前に、警備員を配置するのかな?

見物人はどんどん増えてきて、警備員も登場してきたが、ごった返すというほどではなかった。

そして…

待つこと、40分。

たくさんの車に混じって、お目当ての花電車がやってきた。

目の前が遮られませんように!!

やった!

まずまずの写真が撮れた。

デコレーションはけっこう凝っている。

100周年ということで、バースデーケーキを模した感じで、いくつものろうそくが灯り、その前には、都電や地下鉄(浅草線と大江戸線)、日暮里舎人ライナーが置かれていて、とっても華やか。

もうちょっとじっくり見てみたかったけど…あっという間に通り過ぎてしまった。

夜も綺麗と聞いて、見に行ってきた。

しかし…見に行った場所をちょっと変えてみたのがまずかった…

飛鳥山公園から王子駅前に掛けて、坂を下りるため徐行するために、見学には、いい場所だと思ったのだけど…

でも、昼も、夜も見られて良かった。

将来、○○年ぶりの花電車が…というときが来たら、今日の日を思い出すんだろうな。

Posted by ろん