4905 LIXILギャラリーで3つの企画展を鑑賞

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LIXILギャラリーLIXIL:GINZA、LIXILギャラリーへ行ってみた。ここを訪れるのは、久しぶり。

かつては、INAXギャラリーとだったが、INAX、トステム、新日軽、東洋エクステリアが事業統合したことで、LIXILギャラリー…となった。

ここには3つのギャラリーがあって、いずれも、たいていは無料で観られる。

LIXILギャラリー今回鑑賞したのは「薬草の博物誌 -森野旧薬園と江戸の植物図譜-展」、「伊東豊雄展 ITO Toyo Exhibition『空気をデザインする ーみんなの森 ぎふメディアコスモスー』」、「見附正康・西田健二の+α展」の3つの企画展。

全然タイプの異なる展示が一度に観られるというのは、ありがたい。

「薬草の博物誌 -森野旧薬園と江戸の植物図譜-展」まず鑑賞したのは「薬草の博物誌 -森野旧薬園と江戸の植物図譜-展」

日本最古の私設薬草園という「森野旧薬園」の紹介と、当時描かれた薬草を中心とした植物図譜の展示されていた。

2月に鑑賞したキュー王立植物園の日本版みたいなものだろうか?…全然詳しくないからわからないのだけど、描かれた植物は、非常に細かく、よく特徴を捉えていた。

当時の人々の関心の高さがうかがえた。

「伊東豊雄展 ITO Toyo Exhibition『空気をデザインする ーみんなの森 ぎふメディアコスモスー』」続いては、「伊東豊雄展 ITO Toyo Exhibition『空気をデザインする ーみんなの森 ぎふメディアコスモスー』」

岐阜市に作られた複合文化施設「みんなの森 ぎふメディアコスモス」の設計に、建築家伊東豊雄がどのように取り組んでいったかを紹介していた。

この施設のメインは、図書館。とても居心地の良さそうな雰囲気だった。

採光と空調をも考慮した形 従来の図書館の概念を取り払う

利用者となる子供たちを始め市民と対話を通じて、コンセプトを定め、それを具現化していく過程は、パネルを見ている限りでは、さらりと成し遂げているように感じたが、実際には相当な苦労もあったことだろう。

できればそうした苦労も知りたかった。

最後は、「見附正康・西田健二の+α展」

九谷焼の技法のひとつ「赤絵細描」を用いた作品。写真撮影不可なので、ここでは紹介できないが、実に幅1mm以下の幅で描かれた細い線は、なんとすべて手描きによるものだという。

でも、サイトでの展示内容紹介では記載があるが、現地には案内がないせいで、来訪者に、この価値が伝わってない感じがしてもったいなく感じた。

Posted by ろん