4509 言い分を勝手に考えてみる
2020年東京オリンピックのエンブレム(シンボルマーク)盗作疑惑は沈静化するどころか、むしろ、ますます炎上している状態だ。
似ているどころではなく、完全な盗用と言えそうな証拠が"発見"されて、もはや言い逃れができない状況になってきた。
ネットでは、こうした検証する記事や画像が次々とアップされている。
これは勝手な予想だけど、彼も彼なりの言い分があるのではないかと思う。
たとえそれが、どうしようもない理由であろうと。
ふと、いったいどういう言い分があるのか、よけいなお世話だが、勝手に考えてみた。
1.あくまで否定する
これらは、けっして盗作ではない。偶然に過ぎない。たとえ天文学的確率であろうとも。
最初の打ちはこれで乗り切れたかもしれないが、さすがに、これは厳しい。いくらなんでも無理だろう。
事実を受け入れざるを得ないはずだ。そうなった場合、どういう言い分があるだろうか?
2.開き直る
たしかに自分が考えたものではない。しかし、世の中に埋もれていたデザインを発掘しただけなのだ。
ちょっと"突き抜けた"言い分だけど、ある意味、これは実際に起きたことに近い気はする。
でも、ここまで言い切ってしまうと、これまで自身が言ってきたことを否定することとなり、整合性が取れなくなる。
もっとも考えられるのは…
3.自分だけが知らなかった
スタッフが持ってきた原案をもとにデザインをしたのが自分であって、盗用だとは知らなかった。
まるで議員が「秘書がやった」みたいな感じだけど、まさにそれ。デザイナーというよりも、プロデューサーに近い感じ?
いくつか言い分を考えてみたが、無理矢理感は否めない。
いずれにしても、こうなってくると、もはやデザイナーとして活動は不可能になってしまうだろうが、せめて、人としての誠意を見せて欲しい。
きちんと経緯や考えを説明すべきだ。
そして、エンブレム(シンボルマーク)は、あらためて制定し直すべきだろう。
でも…
きっと、このままうやむやになるような気がするなぁ。なんとなく…。