6897 名古屋市交通局の新しいシンボルマークが…
名古屋市交通局のロゴが新しくなったというニュースがあった。
名古屋のシンボルマークといえば、市章にも使われている、“丸八マーク”は有名で、バスや地下鉄でも八をモチーフにしたデザインが使われている。
バスで使用されているシンボルマークは、発足時の電気局だったこともあって、“八”を生かしつつ、周囲に電気をイメージした稲妻を配置している。
地下鉄は、トンネルをイメージした円に、レールに見立てた“八”を配置したとても精錬されたデザインになっている。
そこに名古屋市交通局100周年記念ということで、新しいデザインを登場させることになったわけだが…
うーん…
こうした新しいデザインというもの対しては、つい批判的に見てしまう傾向があるとはわかっているのだけど、今回も違和感を覚えてしまった。
当然といえば当然だと思うのは、組織のシンボルマークは、その組織のアイデンティティや、他の組織と区別するためにある。
それがよりにもよって、どこでも“使い回せる”ものとなってしまったら、シンボルマークにはなり得ないとすら思ってしまう。
それは、デザインの素人である自分だけの考えであって、これをデザインした専門家や支持する人とっては、違う考え…ということなのか?
新しいデザインで、名古屋らしさを完膚無きまで消し去ったのは、“あえて”なのだろうか?