4483 動きのカガク展
ついに東京に夏がやってきたような蒸し暑さを感じながら、東京ミッドタウンにある、21_21 DESIGN SIGHTで開催中の、「動きのカガク展」へ行ってきた。
動きをテーマにした展覧会。
【ロスト#13】
真っ暗闇の中、鉄道模型のような車両に強力なライトを載せ、周囲に置かれた日用品を照らし出す。ふだん何の変哲のないモノが、影絵のように映し出されると、異国か近未来に迷い込んだような錯覚を覚える。
黒い絨毯を歩いて中心の”丘”に立つと、周囲の白い円錐たちが一斉に自分の方を向く。
そして、おもむろに指をさすと、全部の円錐が同じ方向を向いてくれる。
で、面白がって、あちらこちらに指をさしているうちに、言うことを聞かなくなってくる…。
『メトログラム3D』は、駅の深さや地下鉄の動きを視覚化した作品でふだん見えない地下の世界をダイナミックに再現している(Webサイト)。
『アトムズ』は発泡スチロールのボールを宙に浮かせベルヌーイの定理も体感できる?
『124のdcモーター、コットンボール、53×53×53センチのダンボール箱』、『森のゾートロープ』
ストロボが焚かれるなかで、特別なデザインの施された傘を回転させると、幻想的なゾートロープ(回転のぞき絵)を見ることができる。
『水玉であそぶ』
『動くとのこる。のこると動く。』は、センサーで人の手の動きを読み取り、回転するリボンが連動する。『リフレクション・イン・ザ・スカルプチャー』はステンレスミラーを貼った複雑な形の物体に光を反射させることで、いろいろな光を見せる作品。
キリがないので、作品の紹介はこのへんにしておく。
見ているだけでも楽しいが、実際に動きに触れることができる展示も多く、小さな子供たちは間違いなく喜ぶし、大人もじゅうぶん楽しめる。
今日はなぜか、妙にお客さんが少なく、かなりじっくり作品を楽しむことができた。