4482 読書後に襲われたちょっとしたショック
スマートフォンの普及は、街の光景すら変えてしまったように、ICカード乗車券や電子マネーの登場も、改札口やレジなどの風景を変えてしまった。
こうした風景を作るきっかけとなったのは、JR東日本「Suica」の登場だ。
「ペンギンが空を飛んだ日」という本を読み終えた。
このペンギンとは、もちろんSuicaのキャラクターのこと。
たったの2人のチームで始まった、小さなSuicaのプロジェクトが、会社全体を巻き込み、接続する私鉄各社を巻き込み、日本全国を巻き込んでいく過程を、プロジェクトの責任者であった著者が、さまざまなエピソードを交えて紹介していく。
…と、読み終わった感想を書いていこうとする前に、そういえば、過去の関連してどんなこと書いてきたかな…?…と、調べてみたら、なんと、2008年11月に、ほとんど同じ内容の本を読んでいたことがわかった。
まったく同一の本ではなかったものの、同じ著者によって書かれた同じような本だったようで、あらためて読んでみると、今回気になったポイント(つまり、今回書こうと思っていたこと)は、すべて網羅されていた。
つまり、有り体に言えば、前回読んだ本のことを、ちっとも覚えていなかった…ということになるからだ。
興味のある分野であるにもかかわらず、記憶すら残っていなかったとは…。
新鮮な思いで読み終えたって考えれば、いいのかもしれないけど。