4471 ちょび髭

街歩き

ちょび髭が…(笑)パソコンを買ってから、いろいろといじりつつ、これまで撮りだめた写真の整理をしていたら、先月、金沢に行ったときに何気なく気になって撮ったポスターの写真を見つけた。

この写真を撮った理由は…そう、顔につけられた、「ちょび髭」が、ちょっと笑えるからだ。

それにしても…

 

そもそも、なんで、ちょび髭だけで笑えるんだろう?

ちょっと調べてみた。

もともと、ちょび髭(口ひげ)は、かつて社会的ステータスのある男性にとっては一般的な髭だったという。

しかし、あのアドルフ・ヒトラー が、このちょび髭をしていたことや、映画「独裁者」で、ヒトラーの独裁政治を痛烈に批判したチャップリンが、まさに、ちょび髭で滑稽な独裁者の姿を演じたことで、ちょび髭のイメージが決定づけられてしまったという話もあるようだ。

そもそも、このちょび髭の誕生のきっかけも、戦争に関係していると知って、ちょっと驚く。

かつてのドイツ(プロイセン)の髭は「カイゼル髭」と呼ばれる、伸ばした口髭を油や蝋で固めて左右を上へ跳ね上げて逆"へ"の字にしたものが流行していた。

しかし、第一次世界大戦で使われた毒ガスから身を守るために、ガスマスク着用が必須となり、大きな髭は邪魔となってしまう。

そこで、左右に張り出した髭をそり落とし、鼻下部分だけを残したものが、ちょび髭となったというのだ。

ヒトラーの“タブー感”、そして、チャップリンの”映画”、植木等に、加藤茶…。

こうした歴代の面々が、さまざまある髭の中でも、ちょび髭だけが、ちょっと特殊な存在させていったのかもしれない。

Posted by ろん