4050 かつうらビッグひな祭り
この「かつうらビッグひな祭り」というイベントを知ったのは、勝浦行きが決まってからだった。
初めて知ったイベントだったが、2001年から始まったようだ。
イベントスタッフの指示に従い、会場から大きく離れた駐車場(料金500円)に車を止め、そこから無料のシャトルバスに乗った。
小湊鐵道のバスは、久しぶりに見掛けた床が木の板だった。

勝浦市の会場に到着。
商店街を歩くと、勝浦の往時を偲ばせる比較的重厚な建物たちをたくさん見掛けた。

ここには60段の階段に、1200体のひな人形が並ぶ壮観な光景を見ることができる。
イベントの期間中、ずっと並べているのかと思ったら、毎日1時間かけて出したりしまったりしているらしい。

「1日50コ売れる87才ばあちゃんの手作り煮豆」
という、地方の商店街ではあまり見掛けないキャッチコピー。ばあちゃんが長生きしてくれているので、ばあちゃんの年齢が1才ずつ増えてるのがおもしろい。

あるお店では、さくら茶をいただく。どのお店も、いろいろな飾り付けやもてなしで、見て歩くだけで楽しい。

“変わり羽子板”ならぬ、“変わりひな人形”
趣味で個人的に作っているみたい。
そもそも、ひな人形にする必要があるのか?という疑問は置いておいて、みんなけっこう似てる。

不思議な光景を発見。鉄の柱と木の枠で囲われたほとんど崩壊した住宅。
どういった経緯でこうなったのか、皆目見当も付かない。

道路から直接会談で2階に上がる家では、こんな感じで、さっき訪れた遠見岬神社のように、ひな人形をずらりと並べるところが多かった。2階に上がるときはどうするんだろう?…というお家も…。


付近にはあまり観光施設がなく、せいぜい海水浴場くらい…と考えると、今は勝浦は完全にオフシーズン。
そういう状況で、大勢の観光客がやってくるこのイベントは、大成功じゃないだろうか?



行川と言えば、行川アイランドを思い出す。
駐車場が、まさに行川アイランドで使用していた駐車場で、かつての施設が、廃墟と化していた。
すごく気になるので、あとで見に来ることにする。

閉校した小学校の建物全体を、展示スペースにしているため、什器などをそのまま生かした展示はおもしろい。

うしろの黒板などもそのまま。
全国から集められたひな人形は、さまざまで、なかには、建物付きという豪華なものも。


日本最大の享保びなは、2階にある“放送室”から眺められるようになっていた。

旧行川小学校…創立百周年を越えたのちに廃校となり、二宮金次郎の像が、一層寂しさを感じられた。
