2783 造幣局東京博物館
大塚あたりを歩いた駅からハイキングで、造幣局の博物館見学という行程が組み込まれていた。
造幣局東京支局が池袋にあることは知っていたが、近くを通るのは初めてだし、今回のように博物館を見学できるのも当然初めてのことだった。
館内は、駅からハイキングの参加者でいっぱい。
ふだん、土曜日、日曜日は閉館してるのだから、今日、こうやって来ているというのは、必然的に駅からハイキングの人たちばかり…となる。
これまで発行されたお金…あくまで造幣局なので、ここではお金といえば、貨幣のことを指している…ばかりでなく、古今東西さまざまなお金が展示されていた。
先日見たばかりのお金も、その一部が展示されていた。
袋に入れられた小銭の塊。
500円 | 100円 | 50円 | 10円 | 5円 | 1円 |
14kg | 19.2kg | 16kg | 18kg | 15kg | 5kg |
それぞれに、重さが書かれているが、これだけの重さで、どの程度の価値があるのかを当ててみるコーナー。1円はわかるけど、他の貨幣はどうだろう?
少なくても貨幣は強盗用には向かないということは、よくわかる。
500円 | 100円 | 50円 | 10円 | 5円 | 1円 |
14kg | 19.2kg | 16kg | 18kg | 15kg | 5kg |
↓ | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ |
100万円 | 40万円 | 20万円 | 4万円 | 2万円 | 5000円 |
金塊と銀塊をさわってみるコーナー
さわったところでどうか?という感じなんだけど、やっぱりさわってみたくなるのは不思議。
意外とすっと持って行けちゃうんじゃない?…っていう、変な誘惑に駆られながらも、手で触っているところを撮ったり、ダミーと一緒に撮ったり。
怪しまれないかどうかちょっと心配だった。
「千両箱」の重さはどれくらい? …というコーナーでは、実際に、その千両箱を持ってみることができる。20kgだそうで、比較的細いひもの部分を持つと、手に食い込んで、重さをより強く実感させられた。
造幣局は、貨幣を造るばかりでなく、勲章や“国民栄誉賞”の楯のようなものも造っているようだ。
解説があればわかるけど…
解説が何も書かれていない展示を前に、いったいこれらが何を意味しているのか悩んでしまった。
貨幣の状態を診断してくれる、その名もズバリ「コインくん」
その結果は、“しんだん書”という形で出力される。
直径、厚さ、重さ、材質を機会が自動的に診断する。500円、100円、10円で試したが、いずれも「健康です」という変わり映えのない結果に。
「働きすぎです」となることもあるらしい。今度この機械を試すときには、ぜひ“働き過ぎ”の貨幣を持って行きたい。
平日だけ開館というのは、ちょっともったいない。お金に関わることを座学や見学だけでなく、身体を使って楽しく学べるように工夫されているようで、予想以上に楽しかった。