4051 旧行川アイランドを歩く

建築・都市

行川アイランド…。

以前から存在だけは知っていたが、これで、難読駅名(なめがわ)のひとつ…というくらいしか知らないレジャー施設だったが、来訪客の減少により、2001年8月末に閉園してしまった。

その後、再建計画が持ち上がるものの、それも頓挫し現在に至っている。

昨日、ビッグひな祭り会場のひとつの旧行川小学校を見学するため駐車場に車を止めようとしたら、そのすぐ脇に、廃墟と化した行川アイランドの入口があったのに気がついた

入口がこのような状況になっているのを知ると、行川アイランドが現在どうなっているのか、自分の目で確かめたくなった。

翌日(今日)の早朝、また行川アイランドにやってきた。

正門だったと思われる入口は柵があって入れなかったが、ちょっと歩いたところにあった、小さな入口からは、中へ入れる感じだったので、ちょっと覗いてみることにした。

行川アイランドに入る前に、JR外房線行川アイランド駅を見に行く。

もう行川アイランドはなくなってしまったが、駅名は変わらずそのまま。無人駅となっている。

駅自体はSuicaの簡易改札機や待合所など近代的な無人駅らしい設備が整えられていた。

その一方、コインロッカーがあったらしい建物は、行川アイランドが用意したらしく、入園券売り場同様廃墟状態となっていた。

ふたたび、行川アイランドに戻る。

入ってすぐに気づいたのは、不法投棄のゴミの山だった。

おそらく入口の柵は、こうした不法投棄を防ぐ目的もあったのだろう。

JR北海道で、かつて走っていた、フラノエクスプレスが元になったと思われる遊具を見つけた。が1986年(昭和61年)に作られたことから当時は最新の列車と見られていたのかもしれない。ちなみに、フラノエクスプレスは、2004年(平成16年)に廃車となっている。

さらに先に進む。

当時を偲ばせる看板などが打ち捨てられていた。

“ようこそ”の文字が悲しい。

遊歩道のような坂道を上がっていく。折れた木の枝が、もともと広くない道を狭めている。

行き止まりのような場所に着いた。

ここからどうやって前に進めばいいんだ?

Posted by ろん