3952 いまさらセブンカフェの話

物思いに耽る(雑感),芸術・デザイン

以前記事にしようと思ったまま、うっかり忘れてた話。

セブンイレブンで販売されているレギュラーコーヒーが好調を維持しているという。

僕はインスタントコーヒー好きであって、缶コーヒーとか、抽出したコーヒーなどはそれほど好きではないので、まだ飲んだことがないのだが、身近で、ときどき飲んでいる人に聞けば、けっこう美味しいという。

このコーヒーが出始めたころ、どうやって買うのか?と聞いたことがあった。

コーヒーを抽出する販売機が、レジとはちょっと離れたところに置いてあったので、仕組みがよくわからなかったのだ。

聞けばなんてことはなく、レジで100円(レギュラーサイズ)を払うと、空のカップを渡され、それを販売機の所定の位置に置いてボタンを押すだけだった。

また、アイスコーヒーの場合は、冷凍庫から氷の入ったカップをレジで購入後、同様に販売機に置くという仕組みだった。

なるほど、これなら店員の手間が掛からない。

この夏は、アイスコーヒーが売れすぎて、氷の入ったカップが品切れになっていたこともあった。

そのころこの販売機に、各セブンイレブンのお店が独自に、テプラやら説明の付箋のような紙やらが貼られていたということが話題になっていた。

この販売機のデザインは、あの佐藤可士和氏によるもの。ちょっとおしゃれに決めているが、どこか取っつきにくい感じがするのもたしかだ。

ただ単純に、販売機の前にカップを置いて、必要量のボタンを押すだけしかやることはないのに。

この話題が出て以来、気になって、セブンイレブンに寄ったときにはチェックするようになったのだけど、やはり、ほとんどのところで、なんらかの説明書きがあった。

「テプラを貼られた時点でデザイナーの負け」とはよく言ったものだ。

けれど、勝負は終わっていないと思う。

ご本人はどう考えているのか、意見を聞いてみたい。もしかすると、ここまで見通したデザインだったのかもしれないのだから。

Posted by ろん