3817 ゴールデンハムスター“さく”(その1)
いまから約1年とちょっと前の2012年4月22日、新しいハムスターがやって来た。
当初、正式名は“さくさく”だったと思っていたのだが、命名者(おじゃこ)によると、どうやら本名は、“さく田 さく”というのだそうだ。
実際、ふだん彼女(メスなので)のことは、ふだんから、“さく”と呼んでいる。
なかなかきっかけがなくて、これまで、あまり紹介できなかった、さくの実態を紹介することにしよう。(一部、以前紹介した記事と重複する内容や写真がありますが、ご容赦ください)
これまでの歴代のハムスター(りぶ、もち)たちは、ジャンガリアンハムスターだったが、今回は初のゴールデンハムスターだった。
ゴールデンハムスターの体格は、ひと回り大きく、性格も大きく異なるのだが、これほどまでに違うのかと、後で知ることになる。
うちにやってくると、すぐに、歴代ハムスターが暮らしたケージへ。

当然初めての環境ということで、最初はおっかなびっくりの様子。あちこちを歩き回っているうちに、ちょっとずつ暮らし方を学んでいったようだ。

ティッシュを与えると、すぐさま“自室”に持ち込み、素材を有効に使おうとする智恵を見せてくれた。


とにかくよく動き回る。これまでの歴代のハムスターたちは、起きていても、けっこうじっとしている時間が長かったが、さくさくは、起きたら最後?、つねにそわそわしている。
そのために写真のピントはなかなか合わない。
それより困るのは、ちょっとでもゲージの蓋を開けていると、すぐに脱出してしまうことだった。

そしてもっと困ったのが、ゲージの網を噛んでうるさいということだった。うるさいだけならまだしも、このためにさくさく自身の歯を痛めることにもなりかねないので止めさせる必要があった。
そこで網の周りに段ボールを密着させ、噛むことができないようにした。
最初は効果があったが、すぐに、噛める場所までよじ登って、今度は段ボールをガリガリと網を噛み始めたので、ならば…と、天井まで、段ボールを這わせてみた。

これで、勝負あったと確信した。完璧だ。

さくを、甘く見すぎた。
周囲がダメなら天井の網を噛むし、水飲み用のボトルを差し込む隙間の段ボールを噛む。
丁寧に作った段ボールの覆いも、無残な結果に…
もはやこれまでか…と思った。
以前紹介した記事では、ここまでだったが、不思議なことはあるもので…
その後…
なんと、まるで「拾ってくれ」と言わんばかりに、見事にこれまでの問題を解決してくれそうな、ハムスターケージが、捨てられていたのを発見。
空気穴や熱がこもらないように天井部分に網が張られた衣装ケースを改造したハムスターケージだった。
これならガリガリ噛むこともない。これまでのすべての問題を解決してくれると確信した。
しかし、さくは、さらに上を行くハムスターだった。
つづく