3818 ゴールデンハムスター“さく”(その2)
(その1から続き)
さくが、ケージの枠(網)を噛んでうるさいばかりか、歯にもよくないので困っていたところ、なんと、衣装ケースを改造した、ハムスター向けケージが落ちていたのを発見、それを利用させてもらうことにした。
最初は不安そうだったさくも、だんだん慣れてきた。
…が、噛むクセをどこかで発散させたかったらしく…

ケージの壁に穴を開けているではないか!
拾ってきたケージゆえ、どういった理由で開けられていたわからない穴がいくつかあって、さくは、その穴を噛んでいたのだ。

それでは…と、1カ所は板と接着剤で、もう1つの穴は、その穴を利用して
囓り木にもなるステップを取り付けてみた。
それで落ち着くかと思ったのだけど…

このケージを作った前使用者のミスか、 何甲斐とがあったのかわからないが、囓り木として取り付けた木の真上に穴があって、そこから、さくが顔を覗かせていたのだ。

隙間のその穴から無理やり突破しようとするさくと目が合うと、一気にそこから外に出ようとしている姿があった。

囓り木のステップを、文字通り踏み台にして、わずかな隙間から脱走しようとするようになってしまった。
その後、顔を覗かせていた穴を塞ぐと、天井の金網を、まるで雲梯のように行ったり来たりするように…。
落下してケガする恐れがあるので、木のステップを取り外して、天井にさくの手が掛からないようにした。

でも、その時間は長くはなかった。

塞がれた穴のわずかな“ささくれ”を執拗に攻め続け、ついには穴を開けることに成功したのだ。
こちらも時間がなかったこともあって、ガムテープでの応急措置がまずかったのか、何度か繰り返しているうちに、その穴がちょっとずつ大きくなっていき…


すり抜けられるくらいの穴となり、ついには抜け出してしまった。

ときどき、さくは、必要以上に、口の中に食べ物を詰め込むことがある。

理由はよくわからないが、ときどき、ふだんのときのさく自身の状態とは、似ても似つかぬ状態になっているときがある。
そんな、さくの騒動は、まだまだ続く。
つづく
