3093 空と宇宙展で「はやぶさ」に会いに行く
上野の国立科学博物館で開催されている「空と宇宙展」(キャッシュ)を見学。金曜日だけ20時まで開館時間が延長されているということで、会社を早めに出て寄ってくることができた。
そこまでして、今日行って来なければならなかった理由は、小惑星探査機はやぶさの地球帰還カプセルの実物が、期間限定で展示されている(キャッシュ)と知ったからだ。
国立科学博物館に着いたのは19時近くだった。入場口では、自分以外のお客さんも、チラホラいるって感じだった。
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展示スペース内は、結構な数の見学者。意外と若い女性も多いのには驚いた。
展示は、歴史から入っていくため、展示の最初のうちは、どうしてもパネルや写真が主となってしまう。歴史が下っていくにつれ、模型や実物の展示が増えてくる。
話の流れ上、仕方がないのだろうけど、オーソドックス過ぎるなぁ…この特別展に限らず、いつも思ってしまう。
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最初のコーナーでの見どころは、やはりYS-11関係の展示だ。
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YS-11の後継機として計画されていた、YS-33に関する資料なども展示されていた。当然なのかもしれないけど、展示は表紙だけで、中身が見られないのはちょっと残念。
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国立科学博物館は、YS-11 を保有しているが、保管維持管理に多額の費用がかかるとして、募金を募っていた。僕もささやかながら協力。
懐かしの飛行機や、現在開発が進められている、YS-11以来の国産旅客機、MRJの模型なども展示されていた。
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後半の話題は、宇宙関係に移る。
我が国最初のロケットは、ダミーとほとんど同じ大きさのペンシルロケットだったし、最初の人工衛星「おおすみ」も、たった1mほどの大きさ敷かなく、なんとも無骨な形をしていた。
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時代が流れ、ロケットも大型化していく。現在は、人間が乗っても差し支えないレベルに到達している。
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はやぶさをはじめ、独創的な研究が進められているということは、直截僕と関わりはないけど、どこか誇らしい気分になってくる。
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展示場所の一番奥に、その「はやぶさ」関連の展示が集められていた。
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そして、今日わざわざやってきた最大の目的は、「はやぶさ」の帰還カプセルの実物を見学することだ。
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矢印に従って、展示スペースに向かう途中…
写真撮影不可の看板が…
係員が、カメラや携帯電話を手にしている人に対して、カバンかポケットにしまうように指示していた。
ずいぶん厳重。実際に見学してみると、さらに、その厳重ぶりがよくわかる。
ケースに入れられカプセルやパラシュートを間近に見ることはできず、ケースから約1.5mくらいに張られたロープのところからでしか見ることができない。
そして展示スペースの両脇に警備員が立っている。ここまでやらないとダメなのかなぁ…と思ってしまった。
それでも、本物を目の当たりにするというのは、やはり、そこから受ける印象、インパクトが全然違う。目の前にあるこのカプセルが、5年前にこの記事を書いたときには、地球から3億キロも離れていたなんて…。
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はやぷさが地球に帰還する直前に撮った最後の写真…ラストショット。
何枚か撮影した最後の1枚に地球が写っていた。そして、地上にデータを送っている最中に通信が途絶えてしまったために、画面の下が途切れてしまったという。
結構有名な写真だが、あらためて見てみると、ちょっと感動する。
出口に、この特別展のさまざまな関連グッズが売られていた。チョコクリームケーキやら、あられやら、クッキーなどといったお菓子や、根付、プラモデルなど、やたらと充実。
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はやぶさのプラモデルは人気で、品切れ状態。3,000円かぁ…うーん。
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一瞬、いろいろと買いたくなってしまったが、ここはグッと我慢。心引かれた、はやぶさがとらえた、ラストショットがクリアファイルになっていたものがあったので、これだけ自分へのお土産として買ってしまった。
事情を知らない人が見たら、「この不鮮明な映像はなんだ?」って思うだろうな。