3077 夢を見た

物思いに耽る(雑感)

いま、どこか外国にいるらしい。

父と車に乗っている。運転しているのは父で、僕は助手席。

「たしかこの国は車が右側通行だよ」

そう教えたが、父は「違う」という。実際に対向車は、日本と同じ左側通行だったので、おかしいなぁと思ったが、結局、そのまま父が運転を続けた。

父が車を止めた。どうやら車はレンタカーらしかった。目的地はすぐかと思ったが、どうもそうではないみたい。

父が、大きなスーツケースを引きながら歩いていく。街を抜け、田畑の間を縫うように通っているあぜ道を歩く。

「本当に道はあっているの?」

と父に尋ねると「あっている」と言う。そんな父が手にしていたのは、先日父も買ったばかりのiPhoneだった。父は、iPhoneの地図を見ながら目的地に向かっているようだ。

さらにしばらく歩いていたら、長いフェンスで囲われた場所に出た。

空港だ。

ようやく僕は事情を理解した。いまから日本に帰るのだ!

そうとわかれば話は早い。

父を置いて、さっそく空港ターミナルビルに入って手続きを進めようとカウンターらしき建物に向かう。

ただ、カウンターの場所がよくわからず、迷ってある部屋に入ってみると、突然扉が閉まり、間たーだと思った場所全体が動き始めた。扉の窓からは海が見える。

!!

どうも誤って観光船に乗ってしまったようだ。

しまった!と思ってももう遅い。船は全速力で空港から離れ、遠く沖合に出てしまった。

途中で船が一回転したり、海に潜ったりするなど、まるで夢のような(実際に夢なんだけど)アトラクションが用意されて、それはそれで楽しかった。

ただ気になるのは、日本に帰る飛行機に間に合うかどうかということだった。さらに心配だったのは、父だ。父に何も言わずに空港を離れてしまったのだから。

連絡を取ろうにも、夢の中の僕は父の携帯番号を知らなくて、困っていたら、父からメールが届いた。

??

爨筅ホ・ィトウフネ鬢ホ、「、隍ヲ!

メールが文字化けしていた。

時刻は18時10分だった。

夢の中の僕は、飛行機が18時50分に出発することがわかっていたみたいで、観光船の乗務員にその旨を伝え、「なんとかならないか?」と懇願したが、それは無理という。

たしかに、こんなに沖合に出てるのに、いまから戻っても、とても間に合いそうにない。

年甲斐もなく僕は大声で泣き出した。

夢の中の僕はどうしていいかわからなかったからだ。

自分の声で目が覚めた。

夢だとわかって、心からホッとした。

Posted by ろん