6151 どっちもどっち

物思いに耽る(雑感),社会・政治・事件

まさか、この期に及んで、自分には過失はなく車の異常が事故の原因などと主張するとは思わなかった。

さすがにこれはおかしく、被告に対する批判が一気に高まった感はある。

またこのタイミングに合わせるかのようにして出てきたこの記事も読んだ。

「上級国民」大批判のウラで、池袋暴走事故の「加害者家族」に起きていたこと

家族も大変な状況になっている…という記事だ。

もちろん、きちんと伝えて、運転をやめさせるべきだったとか、罪を認めるように説得すべきだった…という意見もあるし、家族にも同義的な責任はあるとは思うが、やはり最終的な責任は本人にあるはずだ。

そもそも、家族に責任があったとしても、事件と直接関わりのない“部外者”が、わざわざ家族に直接言うことではないと、僕は思うのだけど、実際は「家族も同罪」「家族も死刑」といった内容のバッシングがあるという。

本人に行っても聞かないのなら、いっそ家族に…という、ある種の“はけ口”になってるんじゃないかとも思えてくる。

家族に対して、さまざまな憶測があふれ、類似の事故では、収まらない世間の処罰感情の結果、加害者家族が自ら命を絶つケースもあるそうだ。

記事では「加害者家族が代わりに罪を引き受け犠牲になることは、一時的な世間の処罰感情を満たすだけであって事件の本質的な解決にはならない」とあったが、まさにその通りだ。

「言わずにおれない」…ということもわかるが、そうした行動は、この被告の身勝手さと同じで、ただただ自分の主張を通したいだけに思えてくる。

どっちもどっちだ。

Posted by ろん